表題作土蜘蛛奇談(上)
- 攻天本森
- 推理小説家兼術師
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- 受琴平敏生
- 天本の助手で精霊の血を引く少年
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あらすじ
―細い三日月の下、その男は橋のたもとに佇んでいた。
夜風にふくらんだ長い袖。
白皙(はくせき)の頬にこぼれかかる、つややかな髪―。
天本さん……!」(やっと会えた。
やっと、僕を見つけてくれた)だが、敏生(としき)の喜びは束の間だった。
男は敏生に手をさしのべることもせずに消えてしまった。
あたかも雲隠れしてしまった月のごとくに―。
追儺師(ついなし)・天本と半精霊・敏生。
夢のなかの妖しを追って、たどりついた先とは……!?